SDL Trados Studio 2014 では、ファイルを保存する前に Studio が閉じた場合に作業が失われないように、既定で自動的に保留中の変更を保存します。これは、たとえば、コンピュータがクラッシュした場合や停電した場合などに起きる可能性があります。
メモ |
AutoSave 機能は、手動でファイルを保存する代わりにはなりません。Studio により自動的に復元されるファイルを保存しない選択をした場合、ファイルは削除され、保存されていない変更内容が失われます。作業中の文書は、[保存]
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Studio では、10 分ごとにすべての保留中の変更を自動的に保存します。ただし、Studio を設定して、保存の頻度をこれより高くも低くもすることができます。
[Enable AutoSave](AutoSave を有効化する) ボックスが選択されていることを確認します。
Studio で保留中の変更を自動的に保存する頻度を[AutoSave every x minutes](x 分ごとに自動保存) ボックスで指定します。
安全性を高めるには、たとえば 5 分ごとなど、頻繁に自動保存するように選択します。こうすれば、5 分以上の作業が失われることはありません。一方で、Studio の速度を上げたい場合、たとえば 20 分ごとなど、自動保存の頻度を下げます。
指定した AutoSave 間隔に達したとき、Studio では、保留中の変更を含む AutoSave バージョンの SDLXLIFF ファイルを作成し、プロジェクト データを保存しているのと同じ場所にある、AutoSave フォルダに保存します。Studio のプロジェクト データの既定の場所は、My Documents 領域です。
プロジェクトの場所を確認する方法
[プロジェクト]ビューで、選択したプロジェクトを右クリックし、[プロジェクトの設定]を選択します。
[プロジェクト]ページの[場所]フィールドをチェックします。
この場所を変更する場合は、[参照]をクリックします。
同名の新規プロジェクトを開いた場合に AutoSave されたファイルを上書きしないように、Studio では、AutoSave された各ファイルにグローバルに固有の識別子を付けます。
予期しないクラッシュの後 Studio を再起動して、保留中の変更を含むプロジェクト ファイルを開いたとき、Studio では次の処理を実行します。
ファイルに新しい変更が加えられ、指定された時間間隔に再度達したとき、AutoSave されたバージョンを削除し、新規バージョンを作成します。
項目: 公開: 2014 年 1 月 31 日