[ファイル] > [オプション] > [言語ペア] > [一括処理] > [ファイルの解析] をクリックして、[ファイル設定の解析] ページに移動します。このページでは、[ファイルの解析]一括タスクを実行する場合に使用する設定を指定できます。この一括タスクは、プロジェクトが[分析のみ]連続タスクの一部として作成されるときに、既定で実行されます。このタスクは、プロジェクトが有効な間はいつでも実行できます。
これらの設定は、プロジェクト ファイルを検査して、頻出分節や識別できない分節を識別します。頻出分節や識別できない分節は、XLIFF ファイルにエクスポートして、プロジェクト ファイルよりも先に翻訳できます。翻訳済み分節は翻訳メモリに追加され、翻訳はプロジェクトで作業するすべての翻訳者が使用できるようになります。
頻出分節の XLIFF ファイルや識別できない分節の XLIFF ファイルは、プロジェクトの[エクスポート]フォルダに配置されます。言語ペアごとに別々の XLIFF ファイルが生成されます。
この設定はSDL Trados Studioの複数のダイアログ ボックスに表示されます。適切なダイアログ ボックスを見つける方法の詳細については、ここをクリックしてください。
ボックス |
説明 |
ファイル設定の解析 |
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このオプションを選択すると、ファイル間の繰り返しがカウントされます。同じタスクで別のファイルを解析している場合、そのファイル内の重複分節もカウントされます。 このチェック ボックスは、既定の設定でオンになっています。 個々の繰り返し数を算出する際に、各ファイル内の繰り返し数 (複数回出現する同一分節数) が既定でカウントされます。 |
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内部あいまい一致の活用のレポート |
このオプションを選択すると、ファイルの解析レポートに内部のあいまい一致単語数が表示されます。 内部のあいまい一致解析は、翻訳メモリを使って文書を相互に翻訳する翻訳者が最大限に行う追加作業を計算します。翻訳者は初めから終わりまで分節ごとに文書を翻訳すると仮定します。それぞれの分節が確定された後、翻訳メモリが更新され次の分節に最良一致が適用されます。 例分節1が翻訳済みおよび確定済み(翻訳メモリは更新済み)の場合、分節2の翻訳メモリでルックアップが実行されると、最初の単語3つが分節1の翻訳済みテキストと同じであるため75%のあいまい一致が見つかります。 分節1:Can I have a sandwich? 分節2:Can I have some sweets? |
Report locked segments as a separate category (ロックされた分節を独立したカテゴリとしてレポートする) |
このオプションを選択すると、ファイルの解析レポートを作成したときに、ファイル内のすべてのロックされた分節が独立したカテゴリで表示されます。 ロックされたファイルは通常翻訳も編集も必要ないため、プロジェクト ファイル内のロックされた分節数を把握しておくと、ファイルの翻訳に必要な時間を見積もる際に便利です。ファイルの解析レポートの[ロック済み]カテゴリには、手動でロックされた分節と、完全一致、ロックされた 100% 一致、およびコンテキスト一致が含まれます (これらは独自のカテゴリに表示されなくなります)。 |
識別できない分節 |
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識別できない分節をエクスポート |
このオプションを選択した場合、解析処理で、翻訳メモリで一致しないすべての分節が翻訳用の XLIFF ファイルにコピーされます。言語ペアごとに別々の XLIFF ファイルが生成されます。XLIFF ファイルは、プロジェクトの[エクスポート]フォルダに配置されます。 これにより XLIFF ファイルは翻訳できるようになり、作業前に翻訳メモリに追加された翻訳単位は、他のプロジェクト タスクで使用できるようになります。 |
頻出分節 |
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頻出分節をエクスポート |
このオプションを選択した場合、解析処理ではプロジェクトのすべてのファイルを確認し、頻出分節を識別します。頻出単位は翻訳用の XLIFF ファイルに保存されます。言語ペアごとに別々の XLIFF ファイルが生成されます。XLIFF ファイルは、プロジェクトの[エクスポート]フォルダに配置されます。 これにより XLIFF ファイルは翻訳できるようになり、作業前に翻訳メモリに追加された翻訳単位は、他のプロジェクト タスクで使用できるようになります。 翻訳単位は、プロジェクトの原文ファイルで[頻出回数]ボックスに設定された値以上の回数出現します。 |
エクスポートされた SDLXLIFF ファイルは、プロジェクト フォルダの[エクスポート]サブフォルダに追加されます。