一括処理とは、ユーザーの要求によってシステムがプロジェクト ファイルに対して実行する処理です。たとえば[単語数]という一括処理では、選択したファイルの単語数を計算します。単語数の結果は SDL Trados Studio のビューやレポートで確認できます。一括処理は、一括タスクとも呼ばれます。
一括タスクは、単一ファイル、ファイル グループ、またはプロジェクト全体に対して実行できます。
多くの一括タスクを選択して連続タスクに含めることができます。連続タスク内のすべてのタスクが選択したファイルに対して実行されます。
連続タスクには、複数の一括タスクが含まれます。連続タスクを実行すると、連続タスク内のすべてのタスクが選択したすべてのファイルに対して実行されます。タスクは、連続タスクに表示される順序で実行されます。一括連続タスクが数多く用意されていますが、新しい連続タスクを作成することもできます。
カスタム連続タスクと呼ばれる特別な一括タスクを作成することもできます。カスタム連続タスクは、作成しても使用できるのは 1 回限りです。保存されません。
メモ |
SDL Trados Studio Freelance では、カスタム連続タスクを作成できません。 |
各一括タスクには関連する設定があり、表示および編集することができます。たとえば[一括翻訳]タスクを選択した場合は、翻訳メモリの一致精度最小値、および完全一致とコンテキスト一致の場合に設定するステータスを定義する設定があります。
表示される設定は、現在のプロジェクト設定です。一括処理ウィザードで設定を編集すると、変更はプロジェクト設定にも加えられます。
一括タスクおよび連続タスクは、[ホーム]タブ > [一括タスク]から選択します。一括タスクと連続タスクは、次のメニューで使用できます。
プロジェクト ビュー]> [ホーム] タブ > [タスク]グループ > [一括タスク] は、アクティブなプロジェクト全体に適用されます。
エディタ ビュー]> [ホーム] タブ > [File Actions](ファイル アクション) グループ > [一括タスク] は、作業中の文書に適用されます。
ファイル ビュー]> [ホーム] タブ > [File Actions](ファイル アクション) グループ > [一括タスク] は、指定したファイルに適用されます。
一括タスクを実行するときは、タスクで生成されたデータをレポートに表示できます。たとえば、ファイルの解析レポートにはプロジェクトの翻訳解析数値が表示されます。ファイルの解析レポートのデータは、[準備]連続タスクを実行したときにプロジェクトの作成の間に生成されます。
レポートの詳細については、ここをクリックしてください。
GroupShare サーバー共有タイプのプロジェクトのファイル上にある一括タスクを実行する場合、ファイルは一括タスクを実行するときに GroupShare のプロジェクト サーバーから自動的にチェックアウトされます。GroupShare サーバーに別のユーザーによって現在チェックアウトされているファイルがある場合、ファイルでの一括タスクはできません。処理するファイルが選択されていない理由を示す警告メッセージが、一括処理ウィザードのファイルページに表示されます。
メモ |
一括タスクを完了して一括処理ウィザードを閉じた後、ファイルの編集が完了している場合は、一括タスクを実行したときに自動的にチェックアウトされたファイルを再確認することができます。 |