TM の有用性は、時間の経過につれて変化します。翻訳メモリ (TM) を変更したり、TM シーケンスに TM を追加したりするときに、TM の有用性も変更することができます。ここでは、TM を最高度に活用するための 2、3 のヒントを示します。
文書作成者が表示上の理由で、つまり文末を示すためでなく、テキストに書式を設定するために改行を挿入することがあります。それらの改行を使用して分節の末尾を指定しないようにします。たとえば、通常は、任意指定の改行をインラインに指定するのが最適です。
たとえば、Studio では、HTML 用のファイルの種類の規則を設定する場合、<br> を、構造タグではなく、インライン タグに指定します。
SDLX で HTML ファイルを処理する場合、<br> タグは分節を分割するタグとみなされていました。それ以降の製品 (Studio など) では、<br> タグは既定で内部タグとみなされます。この違いは、翻訳メモリを作成するために使用される分節化に反映されます。SDLX TM を使用するときの活用を最適化することが目標である場合、Studio のファイルの種類の設定を変更して、<br> タグを構造タグとみなすようにします。ただし、SDLX TM での活用を最適化する必要がない場合、通常は、<br> タグをインライン タグにするのが最適です。
多くの会社では、TM に古い分節が含まれています。これは、目標とする市場、文書作成者、スタイル ガイド、製品そのものなどすべてが変化するにつれ、会社が使用する言語が変化するためです。
1 つの賢明な手法は、[前回の使用日]フィールドに基づくフィルタを適用して、過去 2 年間に使用された TU だけを翻訳者が使用するようにすることです。大規模な TM を持っている場合、一定期間使用されなかった TU をアーカイブして除外することによって、有効にサイズを低下させることもできます。
通常、それぞれの言語スタイルに対して、異なる TM を使用するようにします。たとえばマーケティング文書用に 1 つの TM を使用し、技術文書用には別の TM を使用します。ソフトウェアを翻訳する場合、文書用に 1 つの TM、UI 用に別の TM を用意します。あらかじめ、TM の使用範囲を見定めてください。
それらの TM は順番に使用します。優先度の低い TM にはペナルティを設定して、その翻訳が手動で検証されるようにします。
不完全な分節の翻訳は確定しないでください。
TM 上でできる最も重要な QA チェックは、スペル チェックです。訳文分節上では別のチェックを行います。
数の訳については QA チェックを行います。