XML パーザー規則について (参考例)

パーサー規則は XML ファイル形式の構造について説明します。各パーサー規則は、Studio が XML 要素をどのように処理するかを指定します。パーサー規則は要素を分類し (翻訳対象テキストと翻訳対象外テキストなど)、タグの種類を割り当てます。[パーサー規則]ダイアログ ボックスを使用して、各 XML ファイルの種類のこれらの規則を設定します。

パーサー規則の主なコンポーネント

パーサー規則には、以下の主なコンポーネントがあります。

規則識別子
規則が適用されるノードの指定。パーサー規則の最も重要なプロパティの 1 つ。ソフトウェアは XPath を使用して、適用可能なノードを指定します。ソフトウェアは、この指定を使用して規則を特定し、同じ XPath の場所を持つ 2 つの規則を持つことができないようにします。
翻訳設定
翻訳対象のコンテンツは編集できます。翻訳対象外のコンテンツは、タグの種類によって表示される場合と非表示の場合があります。

次のいずれかに当てはまるコンテンツは翻訳対象になります。


  • コンテンツが、パーサー規則に従っていない
  • コンテンツが、パーサー規則で「翻訳対象」と設定されている
  • コンテンツが、翻訳対象の設定を祖先から継承している
タグの種類設定
パーサー規則は、要素をタグとして強制的に翻訳者に対して表示します。タグに翻訳対象テキストを含めることもできます。タグは以下のものとして指定できます。
テキストの入ったインライン タグ
コンテンツは翻訳者に対して表示されます。
構造タグ
要素によって新しい段落単位が訳文ファイルに作成されます。
指定なし
タグは構造タグとしてマークされます。
注: 翻訳設定とタグの種類の両方を[指定なし]に設定することはできません。
空白文字
XML ファイルの種類については、ファイルフィルタのソフトウェアが空白文字を保持、または正規化することを選択することができます。保持とは、空白文字が修正されないことです。正規化とは、空白文字を1つのスペースに置換することです。ファイルを sdlxliff に変換すると正規化が完了します。空白文字ページでファイルの種類全体の空白文字設定を設定することができます。また、パーサー規則でも空白文字設定を設定することができます。パーサー規則が適用されると、空白文字ページの設定が上書きされます)。
書式および構造情報
書式および構造情報は、タグとタグの付いたコンテンツが表示される方法を示します。
  • [書式]は、インライン タグに適用され、インライン タグのコンテンツを翻訳者に対してどのように表示するかを指定します。たとえば、インライン タグ ペア <b> ... </b> 内のテキストを太字で表示できます。
  • 構造情報は、構造タグに適用され、テキストを翻訳者の画面でどのように表示するかを決定します。構造情報は、[パーサー規則]ダイアログ ボックスでは[コンテキスト]として表示されます。

例: 属性値に基づいて翻訳の要素を選択する

以下のパーサー規則は、属性値ペア「translate=yes」を持つすべての要素を示し、これらの要素は翻訳者に対して確実に表示されます。

規則識別子
XPath 識別子は以下のとおりです。
//*[@translate="yes"]

これにより、属性 translate の値が yes のすべての要素に規則が適用されます。

翻訳設定
常に翻訳対象

[プロパティ]グループの[翻訳]ボックスで翻訳設定を追加します。

例: XPath、およびそれと同等の要素指定

SDL ファイルの種類ソフトウェアは XPath を使用して要素を指定できます。ユーザーが XPath を使用することもできます。ただし、[パーサー規則の追加/編集]ダイアログ ボックスで、より簡単に要素を指定することもできます。

XPath 構文
//text
同等の要素構文
[規則]グループ ボックスの[要素]ボックスで、要素名 (例: text) を入力します。

例: XPath、およびそれと同等の要素属性ペア

XPath 構文
//diagram/@address
同等の要素構文

  • [規則]グループ ボックスの[要素]ボックスで、要素名 (例: diagram) を入力します。
  • [規則]グループ ボックスの[属性]ボックスで、要素名 (例: address) を入力します。

例: XPath を使用した属性値ペアの指定

XML のサンプル ファイル (example-xml-file-letter.xml) には、属性が translate の要素が含まれていて、この属性は "yes" または "no" の値にすることができます。目的は明確で、属性値 translate="yes" の影響範囲内のすべてのコンテンツは翻訳対象になります。
この範囲を指定する XPath 式は以下のとおりです。
//*[@translate="yes"]
この式は、以下のように細分化できます。
//*
あらゆるレベルのすべての要素を示します。
[...]
角括弧は、選択条件の範囲を表します。属性の値によって要素を指定するには (たとえば、=、>、< を使用して)、式を角括弧で囲みます。
@translate
translate 属性を指定します。
="yes"
値 "yes" を持つ属性の要素を示します。
  • XMLパーサー規則の設定
    XML パーサー規則は XML ファイルの構造を指定します。たとえば、翻訳対象テキストのコンテンツと翻訳対象外テキストのコンテンツを識別します。
  • パーサー規則のインポートについて
    別のファイルのファイル形式の設定やスキーマ ファイル、別の XML ファイルからパーサー規則をインポートすることができます。XML ファイルの種類を(ファイルの種類の作成ウィザードで)作成するときや、後にパーサー規則ページのインポートボタンを使用してインポートすることもできます。
関連概念
検出設定 - XML ファイル形式をコンテンツで識別する方法
関連資料
XML Writer
XML エンティティの変換
XML の名前空間
XML の空白文字の正規化
XMLのプレビュー
XML の検証ページ
埋め込みされたコンテンツ

      この文書についてのご意見をお待ちしています。弊社宛てに電子メールを送信するには、ここをクリックしてください: techcomms@sdl.com

項目:  公開: 2014 年 1 月 31 日