一括処理 > 一括翻訳

[一括処理] > [一括翻訳]設定を使用して、一括翻訳の一括タスクの実行時に翻訳メモリがプロジェクト ファイルに適用される方法を制御する設定を指定します。一括タスクは、プロジェクトを作成するときに既定で実行されます。

この設定はSDL Trados Studioの複数のダイアログ ボックスに表示されます。適切なダイアログ ボックスを見つける方法の詳細については、ここをクリックしてください。

 

ボックス

説明

一括翻訳タスクの設定

一致精度最小値

翻訳メモリ内の分節の翻訳が文書の分節に適用されるために必要な、文書の原文分節と翻訳メモリ内の分節の間の一致精度です。

 

メモ

この値を、文書の翻訳中に、翻訳メモリを適用するときに使用する値よりも大きい値にインタラクティブに設定することもできます。たとえば一括翻訳では、インタラクティブな翻訳メモリ検索で一般的に使用される 75% ではなく、大幅に高い値 (例: 100%) を使用することもできます。

翻訳上書きモード

これらの設定では、既に翻訳が設定されている分節に対して、翻訳メモリを適用するときの処理を指定します。

  • [既存の翻訳を保持する] - 既存の翻訳は保持されます。翻訳メモリ内に分節に対応する一致が見つかった場合、その一致は無視されます。

  • 一致精度が高い場合、既存の翻訳を上書きする - 翻訳メモリ内に一致精度の高い翻訳がある場合のみ、既存の翻訳を置き換えます。このオプションを使用すると、[翻訳済み]に設定された分節の翻訳は置き換えられません。

  • [常に既存の翻訳を上書きする] - 既存の翻訳は翻訳メモリから取得した翻訳で常に上書きされます。

翻訳の適用後

完全一致を確定する

このオプションを選択すると、翻訳メモリとの完全一致は自動的に確定されます。

100% 一致をロックする

このオプションを選択すると、翻訳メモリで見つかった分節との一致が 100% 一致の場合、その分節は自動的にロックされて、翻訳時に編集できないようになります。

コンテキスト一致を確定する

このオプションを選択すると、翻訳メモリで見つかった分節との一致がコンテキスト一致の場合、その分節は自動的に確定されます。

コンテキスト一致をロックする

このオプションを選択すると、翻訳メモリで見つかった分節との一致がコンテキスト一致の場合、その分節は自動的にロックされて、翻訳時に編集できないようになります。

一致が見つからない場合に原文を訳文にコピーする

このオプションを選択すると、文書の原文分節と一致するテキストが翻訳メモリで見つからない場合、原文分節が訳文分節にコピーされます。

一致する分節がない場合

原文分節が翻訳メモリ内で一致しない場合に、訳文分節に対する処理を指定します。次の作業を選択できます。

訳文分節を空のままにしておく

テキストを訳文分節に配置しません。

原文をコピーする

原文分節のテキストを訳文分節にコピーします。

自動翻訳を適用する

自動翻訳サーバーからの翻訳を訳文分節に配置します。

 

 

関連項目

一括処理

一括処理 > ファイルの確認

一括処理 > ファイルのエクスポート

一括処理 > 一致精度スコア

一括処理 > 一括翻訳

一括処理 > プロジェクト用翻訳メモリ

[一括処理] > [翻訳メモリの更新]

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項目:  公開: 2014 年 1 月 31 日